お客様のアートライフをご紹介
想い出の天野喜孝[滋賀県 エルドレッジさま]
Q1.天野喜孝との出会いや思い入れを教えてください
大学時代、2ヶ月ほど日本に留学していた頃の話ですが、ある日、京都をぶらぶらしていると、あるギャラリーですごく気になる作品があって、思わず中に入りました。後で調べると、それは天野先生の作品でした。
その時に入場記念品として「紅い皇子」のクリアファイルを頂いたのですが、アメリカに帰国してからも自宅の部屋にそれをポスターのように飾っていました。
昔から絵を描くことも好きだった私は、天野先生に影響を受け、よく先生の画風を参考にして絵を描いたりしていました。
現在天野先生の作品を部屋に飾っていますが、当時はまさか先生の作品が個人でも購入できるなんてまったく知りませんでしたので、今こうやって部屋にあることが夢のようですね。
天野作品を眺めながら、その絵から受けるストーリーを考えたり空想したりするのがとても楽しいです。
Q2.ご夫婦ともに天野先生のファンということですが、奥様にとって天野先生との出会いや思い入れを教えてください
小中学生の頃から絵を書くのが趣味だった事もあり、本の挿絵で初めて天野先生の絵を見たときに、とても惹きつけられました。その当時はジグソーパズルやポスターなどを部屋に飾ってたのですが、いつもその「真ん中」にあったのは、天野先生のジグソーパズル「Wing」でした。それから卒業・就職・結婚と何年か経て、天野先生の作品から遠ざかっていました。
社会に出ていろいろな事を知ってしまうと、子供の頃のように純粋無垢な自分の世界や非現実な世界を思い描くというのはなかなか難しくなってくると思うのですが、天野先生の作品を見ていると、子供の頃に空想した自分だけの世界を思い出したり、浸ったりする事ができ、またそれが日々の実生活での疲れを癒したり、自分に力を与えてくれています。
Q3.天野作品を購入されたきっかけは何ですか
大学時代から天野喜孝作品に興味を持っていましたが、それがまさか自分で購入できるということをまったく知りませんでした。それが、2年ほど前のことになりますが、偶然妻と話をしている時に天野先生の話が話題に上がり、妻も「天野喜孝」を知っているという事を初めて知ってとても驚きました。(私にとっては、たまたま異国のとあるギャラリーで出会った作品が、日本でこれほど知られている作家のものとは知りませんでした。)
それから天野作品が購入できるということを知り、いくつか購入しました。
Q4.現在所有されている天野喜孝作品にはどのような作品がありますか?
現在リビングに「飛天 V」、寝室に「WING」、階段に「紅の皇子」、シアタールームに「花天」を飾っています。私たちそれぞれの天野先生との出会いでもお話しましたが、中でも「紅の皇子」と「WING」は、私たちにとって運命の2作品といえる作品で、その2作品がともに自宅にあるというのは本当に夢のようです。
Q5.先日名古屋での天野喜孝来場展に行かれたらしいですが、いかがでしたか?
これまで天野先生の作品の展示会には数回行っていますが、今回は特別でした。先生がいらっしゃるということで、人が大勢いて熱気とエネルギーがあふれていました。天野先生にお会いすることができて、とてもラッキーでした。少しの間でしたがお話しすることもでき、ずっと先生の作品のファンでしたが、まさか実現すると思ってもみなかったことが起こり、すばらしい経験ができました。ずっと大切な思い出になります。 やはり、先生の作品を本で見るのと本物を近くでみるのは全然違いますし、今まで見たことがなかった作品も見られて嬉しかったです。
Q6.お二人にとっての「絵のある生活」の目標を教えてください
難しい質問ですね。的外れな答えかもしれませんが思うことを言っておきます。今後といいますか、今もしていることを続けていくという感じですが、自分自身の過去のピースを探し出して今の感覚とつないで、その中で惹かれた作品たちを自分の生活の中に取り込む。その作品のある生活から得たインスピレーションを未来に広げていくこと。創造的な生活を楽しみたいという、僕にとっては本能的な願いを満たしていくことですかね。
今回アートひろばのスタッフ2人で訪問させて頂きましたが、リビングに足を踏み入れた瞬間、二人でなんてステキなお部屋なんだろうと感動してしまいました。洒落たインテリアに自然と作品が溶け込んでいるようで、絵やその他の家具などがお互い主張しすぎず、理想的なバランスで飾られているという印象で、お二人のセンスに脱帽しました。 これからお二人は、天野作品を徐々にですが増やしていかれるそうですが、今後もインテリアのバランスを考え、単純に作品を増やして行くのではなく、季節やその時の気分、インスピレーションによって絵を掛け替えたりして、作品と家具などのインテリアのバランスをとりながら、アートライフを楽しんでいかれるようです。
アートひろばも、そんなお二人のお手伝いをこれからもしていければ幸いです。