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アクリルについて
作品の表面を保護する透明な板は、ガラスとアクリルがありますが、 ガラスに比べて軽い事や、割れにくく加工がしやすいことから現在の版画作品の額装では 大抵はアクリル板を採用しています。
また、アクリル板は作品の退色の原因となる紫外線をカットする効果がある事も見逃せません。 元々普通のアクリル板でも、ある程度紫外線をカットしますが、 その効果をさらに高めたUVカットアクリルもございます。 なお、UVカットアクリルでも紫外線を100%カットできるわけではありませんので、 作品を日光の当たる場所には絶対に飾らないでください。
アクリルの弱点としては、反射のために背景の映り込みがゆがんで見えてしまう事と、 高温で変形してしまう事が上げられます。また、アクリルはキズがつきやすく静電気を帯びやすいため、 もしゴミが付いてしまったり、汚れた場合はほんの少し湿らせた柔らかな布で拭いてください。
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