絵を美術館やギャラリーで見ると 何だか印象が違うって感じたことはありませんか?
もちろん建物や周りの人たちの雰囲気のせいでもありますが、 それは一般家庭のように部屋全体を蛍光灯などの 全体照明で照らしているのではなく、 薄暗い中に間接照明をうまく取り入れて作品のよさを引き立たせているからなのです。 周りを薄暗くすることで、作品を目立たせ注目させる効果もあります。
そういえば、劇場やホテルのロビーや廊下などでも 少し薄暗いかなと思うところがありませんか? こちらも蛍光灯などの全体照明ではなく、 ダウンライトやスポットライト等の間接照明で照らされていますね。 柔らかい光の中にいると自然と心が落ち着き、 騒々しい日常から離れたひとときの非日常空間を演出する働きがあります。
いつもと少し違う空間を演出したいと思ったら、 お部屋の照明を暗くして、スポットライトで 作品をライトアップしてみてはいかがでしょう? ちょっとしたギャラリー気分が味わえるのではないでしょうか。
ライトは絵に優しいハロゲンライトか白熱灯を、必ず絵から離してお使いください。 ハロゲンライトは長時間使用していると、熱くなりますので 直接触れないように注意しましょう。 光量調整ができるライトもありますので、 作品が一番キレイに見える明るさを探してみるのも楽しいですね。
一覧に戻る