お客様のアートライフをご紹介
壁に絵があるだけで驚くほど部屋の表情が変わります[芦屋市 Ｊさま]
ストーリーテラー
現在何作品お持ちなんですか？
自分で集めたものと父からプレゼントされたものを合わせると１０作品です。
お父さまから絵をプレゼントされるんですか？素敵なお父さまですね。
元々父は絵を集めるのが好きでプレゼントというか、いい絵があったから私の分も買ってきたぞ〜みたいな感じなんです。本当は自分が絵を買う口実にしているのかもしれませんね。だから父が海外に出張した時なんかは大変なんです。いきなり海外から大きな荷物が送られてきて、何だろうって思って開けてみると絵が…母はもうあきらめています。「あら〜また来たわ」みたいな、ね。(笑)だからいつも家にはいろんな絵が飾ってあって、私もそんな父の影響を受けたのか気がつけば絵を集めるようになっていました。
小さな時から絵に囲まれた生活をなさっていたのですね。そんなＪさまが作品を選ぶときは何を１番重要視なさいますか？
第一印象！絵を見て直感で選ぶことが多いです。ハワイでたまたま入ったギャラリーで見た作品に一目惚れしてしまい、作家名も聞かずに買ってしまったこともあります。あとから母に「お父さんと同じ買い方ね。」と言われてしまいました。作家にはまったくこだわっていないので、母からは統一性がないとも言われます。
絵の選び方もお父さま譲りなんですね。では作品はどこに飾っていらしゃいますか。
え〜っと、私の作品だけで言うとまず玄関かな。玄関には前は父のコレクションが飾ってあったんですが、今父は単身赴任中なので私の好きな作品に替えちゃいました！(笑)天野喜孝の「water warrior」は金色の美しさに一目惚れしたので目立つ場所に飾っています。下の小さな絵はダリで父からのプレゼントです。額のデザインが凝っているのでとても気に入っています。
お父さまが帰っていらっしゃったら、玄関の絵が変わっていてきっとびっくりされることでしょうね(笑)他にはどこに飾られていますか？
リビング・廊下・階段は父のコレクションがいっぱいでもう飾れないので、主に仕事部屋と寝室に飾っています。
Ｊさまは現在在宅でお仕事をされているんですよね、お仕事部屋に絵があるっていかがですか？
私の仕事はデザイン関係で締め切りがあるんですが、やっぱりどうしてもスランプのときがあるんです。そんなとき以前はうまく気持ちの切り替えが出来ずいらいらしていたんですが、絵を飾るようになってからは、絵を眺めて一度煮詰まった頭を空っぽにするんです。たとえばこのメイヤーの作品には「３匹の子ぶた」や「赤ずきんちゃん」とかいろいろな童話の登場人物が描かれているので、好きなキャラクターを探してみたり、このキャラクターは何だっけ？とか取りとめのないことを考えたりもします。するとうまく気持ちが切り替えられるのか、そのうちまた「やるぞっ！」って気になります。おかげで能率がずいぶん上がったと思います。また仕事がひと段落ついたあと好きな絵を見ながらゆっくりと楽しむ紅茶がとても美味しくて、とても幸せな気分に浸ってしまいます。
タッチオブイノセンス
絵が仕事の能率ＵＰにつながっているんですね。ちなみにアートひろばのオフィスにも絵が飾ってあります。やっぱり絵があるといいですよね！パソコンの横の作品はマーティロ・マヌキアンですね。
はい、「タッチオブイノセンス」です。このゴージャスな感じがお気に入りです。あと寝室にはディズニーの「ミッキーマウス」とか、とにかく可愛い絵を飾っています。実は可愛いものが大好きなので…
あっそういえば、玄関の椅子には小人さんがいますね！お仕事部屋のメイヤー作品の前にも、可愛いお人形とぬいぐるみがありますね！
はい、少しだけ絵の前に置いてみたんです。寝室にはもっとたくさんのぬいぐるみが置いてありまーす(笑)
やっぱり女性は可愛らしいものが大好きですよね！それではＪさまに最後のご質問です。Ｊさまにとって絵画とは？
興味のない方からみると、絵画って普段の生活には必要ないものだと感じられるかもしれませんが、気がつけばいつもそばに絵があった私にとっては、もはや生活の一部というか…家族同然というか…ともかくかけがえのない大切なものです。壁に絵があるだけで驚くほど部屋の表情が変わりますので、もっとたくさんの人に絵画の持つ素晴らしさをわかってほしいなと思います。
このたびは貴重なお話をありがとうございました。「絵のある生活」を素敵に楽しまれているＪさまのお話は、これから絵を飾ろうとお考えの方にとって、とても参考になったのではないでしょうか。今後も皆さまの素敵な絵のある生活を、アートひろばはお手伝いして参りたいと考えています。